≪ざ・サンクス≫ 第1部 音楽 

2015年08月05日(水)更新
茨木高校16回卒の同級生からなる ギターとバイオリン のフォークデュオ。2012年の茨高クラス同窓会が初舞台で それ以来阪神間のライブハウス、町おこしイベント、コミュニティ会合などに出演演奏している。デュオ名の「ざ・サンクス」は同級生達に募集した中から選ばれた。”何事にも感謝(サンク)を忘れずに“と“茨高昭和39(サンク)年卒”の意が込められている。

荒田邦裕(高16回):Gt/Vo 大学在学の1960年代末関西フォークの中心的存在であった高石ともや事務所に所属して フォーク・クルセダーズ 岡林信康 高田渡 中川五郎 五つの赤い風船等の活動に参加。また又西宮や尼崎で開催された学生フォークコンサート仲間には 赤い鳥のちのハイファイセットがいる。当時の若者に人気のあった関西拠点の深夜ラジオ番組に多数出演。

服部滋夫(高16回):Vln. 小学時代にバイオリンを習い始める。大学卒業後 朝比奈隆氏のオーディションを経て大阪フィルハーモニー交響楽団に入った。以来38年間 大フィルのバイオリニストとして活躍し 海外公演も多数経験した。現在はクラシックのアンサンブル活動も行っている。
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平尾隆弘氏 (高17回) 第1部 講演「出会いの時間―編集者として」

2015年08月05日(水)更新
平尾隆弘氏 (高17回)。1946年10月大阪生まれ。

1970年神戸市外国語大学・英米学科を卒業し文藝春秋社に入社。
立花隆、山崎豊子等々を担当。「クレア」「週刊文春」「文藝春秋」の編集長、出版局等を経て、 2009年~2014年、代表取締役社長。
芥川賞、直木賞を主宰する日本文学振興会理事長を兼任 した。

2015年4月から神戸市外大客員教授。
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Web広告の募集について

2015年04月01日(水)更新
ホームページをお持ちでなくても、お申し込みいただけます。

この業務は久敬会が㈲プリンティングサービスに委託しているものです。
申込後、ご記入いただいたE-mailに折り返しご連絡させていただきます。(※ E-mail は必ずご記入お願いします)

問い合わせ先:
〒538-0043 大阪府大阪市鶴見区今津南2-7-6
有限会社プリンティングサービス(TEL:06-6969-8111)
久敬会がこの業務を委託している㈲プリンティングサービスへお電話下さい。(平日9:00~17:00)



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仕様と料金
 

広告パターンA 料金:年額60,000円(初期登録料3,000円)
広告パターンB 料金:年額12,000円(初期登録料3,000円)
広告パターンC 料金:月額 1,000円 (初期登録料3,000円)

広告パターンA
  トップページの目立つところに掲載されますから、会員の方が経営
  もしくは所属する企業・店舗の広告としての宣伝効果が期待できます。

広告パターンB
  会員の方が経営される店舗もしくは所属する各種団体の
  紹介広告として、気軽に活用できます。

広告パターンC
    月単位の掲載ですから、個展やリサイタルなどの案内に活用できます。 
 

バナーおよび広告(紹介ページ)作成サービスについて

1.広告主様でバナーをお作り頂く場合は、下記のサイズにて作成してください。
  また、例のようにバナー下部に、「卒回」と「氏名」を記載してください。
広告パターンA   600px × 100px


広告パターンB/C 200px × 100px


2.弊社でバナーをお作りする場合は、以下の「弊社作成例」のように、文字のみになります。バナー下部に卒回と氏名を記載します。
弊社作成バナー例


3.ホームページをお持ちでない場合は、以下の「弊社作成広告(紹介ページ)例」のように、久敬会Webサイト内に、紹介ページを作成いたします。
弊社作成広告(紹介ページ)例


※バナーおよび広告(紹介ページ)作成については、折り返しのE-mail等でご相談させて頂きます。

4.バナーをクリックすると、依頼者様のホームページに直接リンクさせられますが、以下の例のような「久敬会員へのメッセージ」を載せてから、リンクさせることも出来ます。

 久敬会員へのメッセージの例
久敬会員の皆様へ
この度阪急うめだ本店にて初めて個展をさせて頂くことになりました。
美しい風景に出会うと、その感動や喜びを画面に留めたくなります。
空想と現実の狭間に存在するような、独自の世界を追求していけたらと
思っております。
ご案内ページをご覧ください。 ≪クリック≫  高39回 有賀 麻里

久敬会ホームページ広告ガイドライン

1.目的

活躍する久敬会員の企業や店舗等を久敬会ホームページの広告として取り上げることにより、さらに絆を深めるとともに、広告の収益を久敬会活動に有効に活用し、会活動の活発化を図ることを目的とする。

2.掲載条件

久敬会員が経営もしくは所属する企業・店舗・団体など
久敬会員個人・同期会・クラブOBOG会など

3.掲載基準

掲載する広告は久敬会会員からのものであり内容が次のいずれにも該当しないものでなければならない。
  1. 公共性を損なうおそれのあるもの
  2. 政治又は宗教に関するもの
  3. 個人、団体等の意見広告を内容とするもの
  4. 公序良俗に反するもの
  5. 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)に規定する風俗営業に関するもの
  6. 誇大表示、不当表示その他表現方法等が不適切なもの
  7. その他、理事会が広告掲載として適当でないと認めるもの

4.広告主の責務

  1. 広告の内容に関し生じた責任は広告主が負う。
  2. 広告主は、広告の掲載について、関係法令を遵守しなければならない。

5.その他

ガイドラインに定めのない事項は、理事会において定めるものとする。

6.施行日

ガイドラインは、平成27年4月1日から実施する。

広告申込方法:

上記の申込みフォームからお申し込みください。

538-0043大阪市鶴見区今津南2-7-6 
有限会社プリンティングサービス 久敬会WEB広告担当
TEL:06-6969-8111/FAX:0120-947-089
営業時間:9:00~17:00(平日)

広告担当者より折り返しご連絡をさせていただきます。
個人情報の取扱については、個人情報保護方針ご確認ください。



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高13回 3年3組クラス会のご報告(top)

2015年03月03日(火)更新
高13回 3年3組クラス会のご報告
 
 卒業以来54年振りで大阪船場瓦町の割烹「江戸菊」にて3組のクラス会を開いた。
さて何人の学友が集まるかと心配していたがふたを開けてみると定刻5時には16名の級友が顔を揃えた。卒業当時は51名のクラスであったが54年のうちに8名の学兄が亡くなっていた。
開会に先立ち物故者に黙祷を捧げ、 Toast-masters Club会長甲斐英則君の発声で献杯・乾杯の杯を挙げクラス会は始まった。

 72才ともなると姿形は変わってしまっていたが、それぞれの近況を語る口調には衰えを知らぬ青春の血が燃えたぎっていた。和気藹々のうちに時間は過ぎ終宴の時を迎え、校歌「天つ空見よ」を声高らかに歌い散会、二次会へと流れていった。
文責 安間
 
 
出席者は前列左より 清和秀久、森本克己、宝田俊明、新名惇彦、安間慈、前田雅彦、森本清。
後列左より 西岡靖之、菊田勝彦、甲斐英則、道添孝夫、山本敏郎、谷川昭、中森朝雄、山田茂雄、小島孜 の16名
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第3回 久敬会ミニ講演会のご報告(top)

2015年02月17日(火)更新
第3回 久敬会ミニ講演会
演題: 三島の古墳を訪ねて
講師: 吉村 健(茨木高校社会科教員)
日時: 2015年1月24日(土)14時~16時10分
参加: 25名
担当行事委員: 辻本、安田、根来、中西

 講師の吉村氏は、茨木高校と縁があり、2度目の勤務でその9年目を迎えられている。学校では指導教諭、120周年記念誌講師編纂委員長と多忙の中、三島地区にある古墳について講演いただいた。茨高のある北摂の地、なかでも三島地区はまさに弥生時代や古墳時代の遺跡の宝庫である。校舎建て替えの際新庄遺跡が発見されたこと、旧本館AB間の中庭に長らく長持型石棺が置かれていたことなどは、必然のなせる業だったのだという思いを抱かされた。穏やかな口調から出てくる古墳への熱い思いの詰まった130分ノンストップの講演は、時間の経過を忘れるほどだった。

※ 「摂津・三島西部の古墳時代後期首長墓」が、大阪府立近つ飛鳥博物館(南河内郡)
   特別展示室で1月24日(土)から3月22日(日)まで展示されています。
   興味のある方はそちらもご覧ください。
 
 
【講師プロフィール】
 中学生の頃から古墳に興味を持ち、高2の夏には大学で考古学を学ぶことを決意。岡山大学では近藤義郎、春成秀爾両先生の薫陶を受ける。就職する際、発掘技師になるか教員になるかで悩むが、研究の成果を社会に還元する仕事により強い魅力を感じ、教員の道を選ぶ。茨木高校勤務(1984~1990年度・2006年~現在)のほか、弥生文化博物館(1991~93年度・2003~05年度)等にも勤務。
 
【講演内容】
 以下の文は講師からいただきました。
久敬会ミニ講演会(第3回)
2015年1月24日(土)
「三島の古墳を訪ねて」講演要旨
大阪府立茨木高等学校
指導教諭 吉村 健

 茨木高校の地元である三島地域には多くの古墳があり、古墳時代の各時期(前期・中期・後期・終末期)の代表的な古墳をひととおり見ることができます。講演会では、日本史の授業でも取り上げている各時期の代表的な古墳を中心に紹介しました。

1.() 金 山(きんざん)古墳
 全国的にも著名な前期の前方後円墳で、墳丘長は約110mあります。1947年に京都大学考古学研究室によって後円部の竪穴式 石 槨 (せきかく)が発掘され、青銅製の鏡12面、腕輪形石製品7点など貴重な副葬品が見つかりました。鏡の中には、古代中国の王朝である新で造られた方 格(ほうかく)規矩 (き く )()神 (しん)鏡や、魏で造られたという説が有力な三角縁神獣鏡などが含まれています。これらの遺物は現在、大阪府立(ちか)つ飛鳥博物館で常設展示されています。なお、この古墳は2003~04年に京都大学考古学研究室によって墳丘の発掘調査が行われ、葺石や円筒埴輪が確認されました。

2.太田茶臼山古墳(現・継体天皇陵)
 中期の前方後円墳で、墳丘長約226mは北摂最大です。墳丘の周囲に周濠、さらにその外側に周庭帯が廻っていること、くびれ部(前方部と後円部が接続する箇所)に造り出しがあること、周庭帯の外側に (ばい)(ちょう) と呼ばれる小古墳があることなど、中期古墳の特徴をよく備えています。現在は宮内庁によって「継体天皇三嶋藍野陵」に指定されていて立ち入りや発掘調査ができないため、どういう埋葬施設や副葬品があるかは不明です。ただ、他の中期の大型前方後円墳から類推して、竪穴式石槨に 長 持 形 (ながもちがた)石棺が安置されている可能性が高いと考えられます。周濠の外側、宮内庁の管理区域外のところでは狭い範囲ながら発掘調査が行われていて、5世紀の円筒埴輪が確認されています。継体大王は6世紀前半の人物ですから古墳の示す年代とは合致しません。真の継体大王の墓は高槻市の今城塚古墳というのが考古学界の定説です。
 ちなみに長持形石棺は、大正時代以来、長年、本校に高槻市の前塚古墳で出土したものが置かれていました。現在、この石棺は近つ飛鳥博物館で常設展示されていて、本校には複製品が社会科教室に置かれて日本史の教材として活用されています。

3.今城塚古墳
 後期の前方後円墳で墳丘長は約190m、二重の周濠がめぐっていて総長は350mもあります。墳丘の形態や出土した埴輪から6世紀前半の築造と考えられ、この時期の前方後円墳としては全国最大で、真の継体大王の墓という説が有力です。墳丘は戦国時代に城として再利用されたためかなり崩れていますが、1997年から10年間、高槻市教育委員会によって継続的に発掘調査が行われた結果、北側の内堤(内濠と外濠の間)で、家、巫 女(み こ)、武人、水鳥などさまざまな形象埴輪が並ぶ埴輪祭祀場が見つかり、大王陵の埴輪祭祀の実態が初めて明らかになりました。その他にも、後円部で墳丘にしみこんだ雨水を排出するための「墳丘内石積」と排水溝、巨大な横穴式石室を支えた「石室基盤工」が発掘されるなど、多くの貴重な発見がありました。現在、古墳は史跡公園として整備・公開され、発掘された埴輪群や石棺の破片などは古墳に隣接する高槻市立今城塚古代歴史館で展示されています。

4.新池遺跡〔ハニワ工場公園〕
 太田茶臼山古墳や今城塚古墳で使われた埴輪を生産していた工場の遺跡です。遺跡の存在は半世紀以上前から知られていましたが、住宅建設に先立って1988年から行われた発掘調査で埴輪を焼いていた登り窯18基と、埴輪を製作していた大形の方形竪穴建物3棟などが見つかり、『日本書紀』(きん)(めい)天皇23年条に記されている「摂津国三島郡埴廬(はにいお)」に相当する施設と考えられます。遺跡は国史跡に指定されて史跡公園として整備・公開されています。

5.(みの)(はら)古墳
 帝人の研究所の敷地内にある古墳で東西16m南北20mを計ります。しかし、墳丘は周囲がかなり削られているので、もとは直径32m程度の円墳と推定されています。墳丘の内部に全長約14mの見事な横穴式石室があり、実際に中に入ることができます。石室の中には2基の家形石棺が置かれていますが、これだけ立派な石棺は北摂ではなかなか見ることができません。発掘調査が行われておらず正確な時期は不明ですが、6世紀末ないし7世紀初めと推定されています。
 講演会では以上のほかに、授業では取り上げていないが重要な古墳として安満(あ ま)宮山古墳、闘 鶏 山(つ  げ やま) 古墳、総持寺古墳群、(かい)北 塚( ぼう づか) 古墳、阿武山古墳も紹介しました。以下、各古墳の重要なポイントを簡単に示しておきます。

6.安満宮山古墳
 ・三島地域で最古級の古墳のひとつ。青龍三年(235年)の銘を持つ方格規矩四神鏡、三角縁神獣鏡などが出土。

7.闘鶏山古墳
 ・未盗掘の竪穴式石槨が確認され、ファイバースコープで内部を調べたところ、方格規矩四 神鏡や三角縁神獣鏡が副葬されていることがわかった。

8.総持寺古墳群
 ・太田茶臼山古墳の約1km南に位置する中期の群集墳。東西約130m、南北約110mの範囲  に約40基の小方墳が密集している。新池の埴輪窯で造られた埴輪が使われており、太田茶  臼山古墳の被葬者との関連が注目される。

9.海北塚古墳
 ・直径25m以上の円墳と推定される後期古墳。横穴式石室の中から環頭大刀の柄頭や馬具、  須恵器などが出土。これらの遺物は3月22日まで大阪府立近つ飛鳥博物館の冬季特別展「歴史発掘おおさか」で展示されています。ぜひ、ご覧ください。

10.阿武山古墳
 ・1934年、京都大学地震観測所の工事中に発見された。終末期(7世紀)の古墳で、横口式  石槨(内法の長さ約2.6m)の中に夾紵棺を収めている。玉枕、冠帽という特殊な副葬品  があり、藤原鎌足の墓という説が有力。
 
 講演会の最後に、生徒がホンモノの考古資料にふれる機会を作りたいという思いから、校舎の建て替えにともなう発掘調査で見つかった新庄遺跡の出土品(弥生土器と石器)を2008年度から社会科教室で展示していること、毎年12月に日本史を選択している生徒全員を対象に茨木市立文化財資料館の見学会を行っていること、2012年度の後期には文理学科の専門科目「課題研究」のひとつとして「考古学入門」を開講し、中条小学校遺跡で発掘体験を行ったことも紹介しました。
 
1.紫金山古墳に副葬されていた青銅鏡群
(出典:『大阪府立近つ飛鳥博物館図録29 大阪府の主要古墳 紫金山古墳』(2003年))
2.太田茶臼山古墳の全景
(出典:『大阪府立近つ飛鳥博物館図録18 百舌鳥・古市  門前 古墳航空写真コレクション』(1999年))
3.前塚古墳の長持形石棺
  (大阪府立近つ飛鳥博物館にて筆者撮影)
4.今城塚古墳の埴輪祭祀場の復原
  (筆者撮影)
5.新池遺跡(ハニワ工場公園)の現状
  (筆者撮影)
6.耳原古墳の横穴式石室
  (筆者撮影)
7.茨木市立文化財資料館の見学会
  (学芸員の引率で収蔵庫を見学)
8.中条小学校遺跡での発掘体験
  (古墳の周濠を掘り下げる)


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第4回 久敬会ミニ講演会のご報告(top)

2015年02月17日(火)更新
第4回 久敬会ミニ講演会
演題:地球生命の基本―アミノ酸・ペプチドを知ることで高血圧、糖尿病、アルツハイマー病、エイズなど難病の克服は可能
講師:木曽良明 (高16回) (長浜バイオ大学客員教授)
日時:2015年2月1日(日)14時から16時
参加者:28名
担当行事委員 辻本、根来、中西、米川

 世界的に活躍されている木曽先生には、今回の講演は国際会議での英語の講演より難しかったようだった。専門用語を使わずに、一般向けに解りやすく話してほしいとの注文に応えることは大変だったと思われる。当日は大変寒い日だったが、参加者は木曽氏と同期の方々が多く、元生物教員、薬学部出身の方々も熱心に聞いておられた。
 前半は宇宙誕生138億年、地球誕生46億年、生命誕生38億年の話から始まり、生体物質として核酸とアミノ酸・ペプチドの重要性を説明された。生理活性物質としてのペプチド(アミノ酸100個以下の連鎖)について、インスリンと糖尿病、オキシトシン、バソプレッシン、ガストリンなどのペプチドホルモンの働き、またアルツハイマーなど難病に効果があるペプチドについても述べられた。一般にカレーや赤ワインがアルツハイマー病の予防に効き目があると言われているのは学問的に本当であると説明された。
 後半は木曽先生の研究成果として、HIV(エイズウイルス)によるエイズ、アルツハイマー、マラリア、成人T細胞白血病などの難病に関係するそれぞれの酵素の阻害剤(ペプチド治療薬)の創薬について話された。特に、HIVに対する創薬の話、酵素と阻害薬の分子模型のカラー写真は大変印象的だった。(後述の説明文と写真を参照)
 難しい話であったが、ノーベル賞を目指しての世界各国の方々との研究協力などの話には、最先端の学問研究の熱気が感じられ、大変興味深いものだった。
 後の質問では、我々の大きな関心事であるアルツハイマーに有効な治療薬があるのかとの質問があり、アミロイドペプチドに対する抗体薬は治療効果があると答えられた。
 

【講師プロフィール】
 茨木小、養精中、茨木高、京大薬、京大院博士、京大薬助手、ピッツバーグ大医リサーチアソシエート、徳島大薬助教授、京都薬大教授、創薬科学フロンティア研究センター長、大学院薬学研究科長、日本ペプチド学会長、21COE拠点リーダー、第5回国際ペプチドシンポジウム会長、長浜バイオ大客員教授。日本ペプチド学会賞、Cathay Award、日本薬学会賞、Akabori Memorial Award。



【HIVに対する創薬】  
 HIV感染細胞の中で、前駆たんぱく質からウイルスの酵素と構造たんぱく質を生成し、感染性ウイルスへと導くHIVプロテアーゼを阻害することは、エイズの有効な治療法となる。
 HIVプロテアーゼ阻害剤は、Phe-ProというHIVプロテアーゼに特徴的な切断部位に着目することにより、高い選択性を持ち、副作用の少ない抗HIV薬のデザインも可能になると考えられた。
 KNI-272は細胞膜透過性が良好なことより、腸管からの吸収が優れており、経口投与も可能である。さらに化学構造も簡単なトリペプチド誘導体であることから化学合成も容易で、大量の供給が可能である。





 
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第2回 「久敬会:就活支援の会」開催案内

2015年01月08日(木)更新
第2回 「久敬会:就活支援の会」開催案内

就活生各位

明けましておめでとうございます。 新しい年ー2015年ーを迎えて、清々しい気持ちでスタートされた 事と存知ます。

さて、久敬会では、昨年に引き続き、就活生を支援するために「就活 支援の会」を開催することに致しました。

今年度は昨年とは少し趣向を変え、より身近な先輩の生の声を皆さま にお届けしようと思います。とりわけ、オフィシャルなOB訪問など と異なり、卒業生ならではの“ぶっちゃけトーク等”も期待できると 思いますので奮ってご参加をお願いします。
 
  • 1.日 時:1月31日(土) 15時 ~
  • 2.場 所:茨木高校久敬会館 2階会議室
  • 3.対象者:①就活を控える大学3年生、大学院1年生、
              ②今後就活を控える大学1、2年生等
  • 4.お話いただけるメンバー
      1)加藤 佳成さん(60期):神戸市役所
      2)寺井 昭平さん(60期):川崎重工株式会社
      3)田中 勇気さん(61期):サントリーホールディングス株式会社
      4)菱田 彩夏さん(61期):株式会社リンク・アイ(就職支援会社)
      5)矢治 侑人さん(61期):株式会社りそな銀行
      6)平林 佑太さん(61期):東海旅客鉄道株式会社(JR東海)内定
      7)植田 知寛さん(61期):トヨタ自動車株式会社

      その他何名かに参加打診中です。
  • 5.スケジュール
      
    15:00~15:50 先輩方々の自己紹介と一言アピール
    15:50~17:00 先輩方々ごとのグループに分かれてディスカッション就活の体験談の他、就職してからの仕事の実情などについてお話いただきます。疑問点等、どしどし質問ください。
    *  15分ぐらいを目処に時間を区切りますので、興味のある業界、職種など3名の方のお話をお聞きいただけます。
    17:00~ 一旦、中締めと致しますが、久敬会からお茶等の飲み物とお菓子をご用意しておりますので、まだ聞き足りない方など時間のある方は残っていただいて自由にお話ください。
  • 6.参加申込み  参加希望の方は下記久敬会事務局までメールで卒業期、お名前を
                ご連絡ください。
                Eメール: kyuukei☆skyblue.ocn.ne.jp
                *: ☆は@(半角文字)に変更してご利用下さい。
  • 7.その他     お問い合わせは久敬会事務局迄にお願い致します。
                電話: 072-624-1545

以 上
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「久敬会館」年末年始の閉館期間のお知らせ

2014年12月24日(水)更新
「久敬会館」年末年始の閉館期間のお知らせ

2014年年末から2015年年始にかけての久敬会館の年末年始閉館期間は次の通りとさせて頂きます。ご確認下さい。
 
  • 1.年末年始の閉館期間
      2014年12月27日(土)~2015年1月5日(月)<10日間>
  • 2.閉館期間の緊急連絡先
      中村事務局長(電話:090-4642-2226)
  • 3.留意点
      その間、会議室の貸出しは致しておりますので、必要な場合は12月25日(木)迄に事務局にご連絡下さい。
 
上記の通りです。
ではよろしくお願い致します。


(2014年12月12日記)
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2014年度久敬会総会報告(top)

2014年12月24日(水)更新
2014年度久敬会総会報告
日時: 2014年10月26日(日)15:00~17:30
会場: 茨木市役所南館9階茨木スカイレストラン
次第: ・会長挨拶、校長挨拶、会務報告
     ・歌と演奏 姉妹デュオ「エール・ドゥ」(高37回大石利佳子氏、高40回渡辺領子氏)
     ・懇親会

 今回は会場前ロビーで久敬会員の絵画展が開催され、参加者の目の保養と語らいの場になっていました。また、当日は母校で文化祭があり、足を延ばした方もおられました。

 さて、総会は高15回林ヶ谷氏の司会で始まり、辻副会長が、開式の挨拶のあと、健康上の理由でご欠席の大友会長のメッセージを代読されました。次に、久敬会名誉会長の岡崎校長がご挨拶され、茨高生気質は変わらないことや、国際情報オリンピックで、茨高生がみごと銅メダルに輝いたことなどを報告されました。最後に中村事務局長から会務報告がありました。

 懇親会に先立ち、今回のスペシャル・アトラクションとして、姉妹デュオ「エール・ドゥ」(高37回大石氏、高40回渡辺氏)による歌とマリンバ&ピアノの演奏が行われました。クラシックから唱歌まで幅広いレパートリーをご披露くださり、その迫力の演奏と澄み渡る歌声に、皆うっとりと聞き惚れました。

 懇親会では、まずご出席の顧問・参与の紹介がありました。前会長の大木顧問からは、久敬会が大阪府下で最も盛んな同窓会であるとのご挨拶があり、皆益々の発展を胸に期したことと思います。続いて、中田東京久敬会会長のご発声で乾杯し歓談に入りました。テーブルは同年代で着席するため、初めて会う人同士でも、お世話になった先生方のエピソードで盛り上がったり、現在のそれぞれの活躍ぶりを披露し合ったりと大いに話が弾みました。再び「エール・ドゥ」の歌と演奏を楽しみ、渡辺氏の校歌独唱の後、生澤副会長と高25回安田氏の音頭で校歌斉唱、そのあと橋参与から高6回三島元太郎氏が7月に能楽金春流太鼓方として人間国宝に認定されたとのご紹介もあり、宴も最高潮の中、来年の120周年記念総会での再会を約束し名残を惜しみながら、川井副会長の閉会宣言となりました。

 参加者は115名、絵画展出展者は伊勢繁治(高16回)、戸塚善三郎(高16回)、故上島泰子(高17回)、福岡喜代子(高17回)、八木隆子(高24回)、後藤隆(高23回)
 今回の担当は高15回(林ヶ谷、井上、猪俣)、高25回(伏木、関野)、高35回(小林、山下)、行事委員(辻本、安田、寺本、根来、中西、吉田、吉原、米川、後藤)、事務局
記録 山下好美
 
  
 
  
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第1回 久敬会ミニ講演会のご報告(top)

2014年12月24日(水)更新
第1回  久敬会ミニ講演会
演題:ライフサイエンスからライヴサイエンスへ 
―ヒトの内なる自然を知るための知識と技術の融合―
講師:山岸 敦 氏 (高43回)
  (理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター チーフ・サイエンスコミュニケーター)
日時:2014年10月12日(日)14時から16時
参加:19名
担当行事委員:辻本、中西

 山岸氏にはご多忙の中、STAP細胞で有名になった(後で質問も出た)理研から来ていただいた。氏の所属するライフサイエンス技術基盤研究センター長の渡辺恭良氏(高21回)は山岸氏の茨高先輩に当たる。本日の話題である「分子イメージング」は当センターの「生命機能動的イメージング部門」が行っている研究である。
 分子イメージングとは、私たちの体の中で働いている分子に特別な目印(放射線を出す物質など)をつけて、PET(陽電子放出断層画像法)などにより体内での様子を、外から観察する方法である。特定の分子が体のどこで何をしているかを調べることにより創薬や病気の診断に利用されている。具体例として、乳がんやアルツハイマーの早期診断について説明していただいた。この度は、サイエンスコミュニケーターとして、科学研究(医学)の社会的貢献について、わかりやすく興味深く話された。
 当日は、連休中で秋の行事が多く、参加者が少なかったが、熱心に聞いておられ質問も多くあった。後日、玉石和代氏(高16回)は、読売新聞2014年10月20日の投稿欄「気流」にこの会に参加した思いを、「まず第一歩が興味を呼び起こす」の題で次のように書かれている。
 『高校の同窓会報を見て、「ライフサイエンスからライヴサイエンスへ」~ヒトの内なる自然を知るための知識と技術の融合~などという、さっぱり訳のわからないテーマの講演会に参加した。講演内容が理解できるかどうか危惧しながら席に着いた。開会直後、ルネサンス期の画家ラファエロのフレスコ画「アテネの学堂」が映し出された。アリストテレスとプラトンが描かれ、講演は哲学から?と思いきや、生物学から医学へ、そしてがんや認知症など身近な問題へと移って行った。生物学と医学の密接な関わりによって新しい薬や治療法が開発されたことや、ヒトを対象とした研究や技術開発の進展などがわかりやすく説明され、自分なりに生命と医療に関して考える機会を得た。理解できないような難解なテーマの講演も、一歩入ってみれば興味を呼び起こすこと改めて感じた。』
 
  
 
(講師プロフィール)
▪   理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター チーフ・サイエンスコミュニケーター/大阪医科大学非常勤講師/日本発生生物学会会員
▪   1995年名古屋大学理学部卒業。1999年同大大学院理学研究科博士課程退学。京都大学人文科学研究所、JT生命誌研究館、理化学研究所分子イメージング科学研究センターを経て2013年より現職。
▪   著書: 『「生きている」を見つめる医療―ゲノムでよみとく生命誌講座』(2007年 講談社、共著)、『たまご大図鑑』(2012年 PHP研究所、監修)、『しぜん-キンダーブック第43集「たまご-うまれる-」』(2014年 フレーベル館、監修)

(講演内容) 以下の文はご講師からいただきました。

ライヴサイエンスと分子イメージング
 ライヴサイエンス(Live Science)は、私の所属する理研ライフサイエンス技術基盤研究センター(Center for Life Science Technologies:CLST)が掲げている旗印の一つです。生命活動(Life)をライヴ(Live)でありのままに理解したい、そしてその成果を私たちの健康な暮らし(Life)を支える技術として活用したいという思いが込められています。ライヴサイエンスを実現するため、センターでは、体の中ではたらくタンパク質などの生体分子の構造を原子レベルで理解する構造生物学や、細胞の遺伝子発現を網羅的・定量的に解析するトランスクリプトーム、そして個体レベルで生体分子の動きを追跡する分子イメージングなどを駆使しています。今回は主に、分子イメージングを用いて明らかになった病気と分子の関係、そして診断や創薬に向けた取り組みを紹介します。

人は何を観てきたか
 最新のイメージング技術をお話しする前に、まず人間は生きものをどう観てきたか、その歴史を振り返ってみます。生物の教科書では、生物学の祖としてアリストテレスが登場します。古代ギリシャを代表する哲学者であり、さまざまな生物を観察、分類し、生物解剖も行っています。その業績は、中世にいたるまで大きな影響を及ぼしました。
 ルネサンスの時代になると、ダ・ヴィンチやヴェサリウスが人体の解剖に取り組み、生物としてのヒトの構造を観察し理解する解剖学が発展しました。動物に対してもヒトに対しても、肉眼で見えるところは外から中まで全てを記述するマクロレベルの観察は、生物学・医学の基本です。
 一方、肉眼で見えない微細構造の記述を可能にしたのが、顕微鏡の発明です。17世紀にロバート・フックが、自作の顕微鏡でコルクを観察し、生物の共通単位である細胞を発見しました。光学顕微鏡や電子顕微鏡の発展は観察対象をよりミクロの世界へと広げ、さらに、細胞の中ではたらく分子のかたちを観る技術も登場します。その究極の成果とも言えるのが、X線結晶構造解析法によるDNA立体構造の報告でしょう。細胞の中にはDNAが規則正しい二重らせんの形で存在しており、この形にこそ生命の営みの原理(セントラル・ドグマ)が隠されていたのです。

遺伝子からパターンへ
 DNAにたどり着いた生物学は、DNAのはたらきから生命を理解する分子生物学へと向かいました。そこで発達した技術の一つが、遺伝子が体のどこではたらいているかを観察する方法です。この技術が特に活躍したのが、私の大学時代の専門である発生生物学と呼ばれる分野です。
 発生生物学では、昆虫の代表としてしばしばショウジョウバエが用いられます。昆虫の代表というより、節足動物の代表と言った方が良いかもしれません。体節という繰り返し構造で体ができている動物です。この体節がいつできるかというと、孵化するはるか前の卵の中で、すでに体をくびる線が現れています。ではそのくびれができる前には、体に何が起きているのでしょうか。
 発生学者は、体節をつくる遺伝子がどこではたらいているかを可視化することに成功しました。驚いたことに、将来節になる部分に一致して、遺伝子のはたらく場所は卵に縞模様を描いていたのです。外見からはただの細胞の固まりですが、形をつくる遺伝子のはたらく場所は、ある特定のパターンとして観察できることがわかりました。この手法はすぐに他の動物にも応用されました。脊椎動物にはハエのような体節はありませんが、背骨やあばら骨のような繰り返し構造を生むパターンの形成には、ハエと共通な遺伝子がはたらいていることもわかりました。様々な動物の発生を遺伝子のはたらきで比較し、かたちの進化のメカニズムに迫る研究も進んでいます。

時間の中で生命現象を観る
 このように、マクロからミクロへ、かたちからパターンへという観察対象の広がりが生物学の発展を加速させてきました。そして近年、新たなイメージング技術が、生物に流れる時間を捉え始めています。生きた細胞や個体の内部を継時的に観察するライヴイメージングです。
 細胞や組織を可視化するには、一般的な手法では固定して染色する必要があります。この場合、例えば一連の生命現象の時間経過を見たければ、複数の細胞や個体を時間差で処理したものを並べることにより、1つの細胞や1つの個体を連続的に観察したとみなして議論を進めることになります。しかし実際に行っているのは、異なる細胞や異なる個体についての観察の集合体です。そのため、細胞ごとのばらつきや個体差が問題となる場合があります。また集団を平均化することによって、微小な変化を見過ごしてしまう危険性もあります。
 一方、ライヴイメージングは、同一細胞・同一個体における時間の変化を追うことができます。これにより、生命活動を支える生体分子のダイナミックな姿が次々に明らかになってきました。また、受精卵が分裂して体をつくりあげるまでに、どの細胞がいつ分裂してどこに移動するか、一つ一つ追跡することも可能です。詳しい説明は今回は省きますが、ノーベル賞でも有名になった蛍光タンパク質を用いた様々な観察例が、大学や研究機関のwebページで紹介されていますのでぜひ探してご覧ください。

ヒトを診るイメージング
 さて「生きたまま観察」という手法を技術的な観点で言うと、生体になるべくダメージを与えない観察法ということになります。これが特に重要な意味を持つのは、ヒトを対象とする研究です。医学用語に侵襲という言葉があり、体を傷つけることをさしますが、手術などやむを得ない場合を除き、検査・診断などでは低侵襲、非侵襲であることが強く求められます。そこで活躍するのが、皆さんご存知のX線やMRIなどの画像診断です。
 画像診断は、一般的には骨や内臓などの「かたち」を観るというイメージがあるかもしれませんが、実は体の中の分子を観察する画像診断もあります。その代表例がPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層画像法)です。これは、放射性同位体で標識した分子を体に投与した後、その分子の体内での動きを体の外から検出し、画像化する方法です。CLSTでは、PETを用いてさまざまな病気の診断を可能にしたり、よりよい薬や治療法の開発に役立てることを目指しています。
 PET診断は主に、がんの早期発見で活躍しています。ここで観察対象としているのは、糖分子(グルコース)です(厳密には、グルコースの構造を一部変えてフッ素の放射性同位体を組み込んでいるので、似ているけど違う分子です)。糖はエネルギー源として体中の細胞で吸収されますが、特にがん細胞は増殖のために大量の糖を取り込む性質があります。そこで、体の中の糖を可視化することで、異常な糖代謝を行う細胞を見つけ、がんの場所を突き止めるのです。
 現在、がんの場所を突き止めるだけではなく、がんの種類を見分け、どの薬が効くかという情報までPET診断で知るための研究開発を行っています。がんは体の中の細胞に由来しますから、患者さんのがん細胞の性質を詳しく調べるためには、がん細胞を体の外に取り出して検査する必要があります。これを画像診断で済ますことができれば、患者さんの負担を大きく減らすことができます。具体的には、乳がんに対する新しいPET診断法の確立を、国立がん研究センターと共同で行っています。(http://www.riken.jp/pr/press/2012/20120606/)。
患者さんごとに最適な治療・投薬を行うことを「個別化医療」と呼びますが、その前提となる患者さんの正確な診断を、非侵襲の画像診断で行うわけです。

分子と病気の関係を観る
 病気の発症には、体の中ではたらく様々なタンパク質(分子)が関与していると考えられます。分子の異常をいちはやく察知しそれを正常な状態に戻すことができれば、発症する前に治療する究極の予防が可能になるかもしれません。このような考え方は「先制医療」と呼ばれ、いま注目されている医療テーマです。特に生活習慣病は、発症するまで時間がかかり、発症後の治療で完治させることが難しいことが多いため、先制医療の実現が期待されています。
 そこでCLSTでは、PETによる発症前診断・早期診断の実現に向けて、がんや認知症のほか、
痛風(http://www.riken.jp/pr/press/2011/20111202_2/)、
緑内障(http://www.cmis.riken.jp/news/2012/0201glaucoma.html
などにも取り組んでいます。また慢性疲労症候群のような従来の医学検査では身体的な異常を見つけることができなか
った疾患についても、PET検査による病態の解明が期待されています。(http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140404_1/

○○の狩人
 第二次大戦後しばらくの間まで、日本人の死因の大半を占めていたのは結核に代表される感染症でした。現在は皆さんご存知の通りがんがトップであり、糖尿病などの生活習慣病、認知症が高齢社会の課題となっています。多くの人が罹ってしまう病気の原因は、この100年の間に、外因(体の外から来る病原体)から内因(個人の体質)にシフトしていったのです。
 19世紀から20世紀初めにかけて、「微生物の狩人」は、微生物学や免疫学を駆使し、感染症に対する治療や予防法を確立しました。そして分子生物学が興った20世紀半ば以降、がん遺伝子や生活習慣病関連因子を突き止める「遺伝子の狩人」が活躍しています。次に登場すべき狩人は、病気になる前の私たちの体の中では何が起きているのかを正確に知り、先制医療の実現を目指す「未病の狩人」ではないでしょうか。ヒトを知る科学・ヒトを観る技術の一層の発展が必要であることを、この機会に知っていただければ幸いです。

*  今回引用した研究成果は、ライフサイエンス技術基盤研究センター生命機能動的イメージング部門と、その前身である理研のセンター(分子イメージング科学研究センター)で行われたものです。これらの研究をご支援くださった方々に感謝いたします。
*  ライフサイエンス技術基盤研究センターにご関心のある方は
センターのweb(http://www.clst.riken.jp/index.html)を、分子イメージングについては
パンフレット(http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/publications/pamphlets/clst-general.pdf)を
ご参照ください。


psfuku

今年の「第1回ミニ講演会」がもうすぐ!

2014年10月07日(火)更新
今年の「第1回ミニ講演会」がもうすぐ!
~ 10月12日(日)14時から開催です ~

今年の「第1回ミニ講演会」は10月12日(日)14時~16時で久敬会館の2階会議室にて開催されます。

テーマは、“ライフサイエンスからライヴサイエンスへ
 ~ヒトの内なる自然を知るための知識と技術の融合~“

講師は、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤センターチーフ・サイエンスコミュニケーターである、高43回の山岸 敦氏です。

参加申込み締切日は10月5日(日)となっておりますが、まだお席に余裕がありますので、前日の11日(金)迄は、久敬会事務局宛にお申し込みを、また、当日であれば、直接、会場でもお申し込みの受付を致します。
 
久敬会事務局の電話: 072-624-1545。

ミニ講演会の詳細は、最近届いた久敬会報第68号(9ページ)、または久敬会のホームページ(トップページの“総会案内”が掲載された次にミニ講演会が掲載)でご確認下さい。

何かありましたら、久敬会事務局にお問い合わせ下さい。

2014年10月7日 記
psfuku

今年の「久敬会総会」が、まもなく開催されます!!

2014年10月07日(火)更新
今年の「久敬会総会」が、まもなく開催されます!!
~ 10月26日(日)15時から17時30分 ~

2014年度「久敬会総会」は、茨木市役所南館 9Fレストランで開催されます。
参加申し込みが10月10日(金)となっておりますので、まだ、お申込み頂いていない方は久敬会事務局宛にお電話でOKですから、お申込み下さい。
 
久敬会事務局の電話: 072-624-1545(9時~16時30分)

尚、本年の「久敬会総会」の詳細は、最近届いた久敬会報第68号の6ページ、又は、久敬会ホームページのトップページに総会案内として掲載されています。

お問合せは久敬会事務局(電話は前述の通り)にお願い致します。
それではお待ちしております。


 
2014年10月7日 記
psfuku
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