川端康成逝去時の新聞記事の事実  ~ 花束は用意されていた ~

2016年12月27日(火)更新
 川端康成(中18回)が亡くなった翌日、「以文会友」碑に花束をささげる女子生徒3人の写真と記事が「毎日新聞」(昭和47年4月17日夕刊)に掲載されました。このたび、その時のお一人から、以下のような貴重な回想をいただきました。

 茨木高校の偉大な先輩である川端康成氏が亡くなられた昭和47年4月16日、ノーベル文学賞受賞の記念に建てられた「以文会友」の川端文学碑に在校生が花束をささげる一枚の写真が翌日の「毎日新聞」に掲載されました。


 新聞記事には、「悲しみにつつまれた母校で生徒会が花束を捧げた」と記されています。
 しかし、実際のところは、いつも通りに友人とおしゃべりしながら登校し、茨高の正門にさしかかった時に、花束を用意した新聞社の方に急に呼び止められ、突然のことで何もわからないまま、友人2人と一緒に文学碑に花束を捧げることになりました。

 3人共新聞記事とは違い生徒会ではありませんでしたが、今となっては茨高時代のなつかしい思い出の写真となりました。(高25回 FM)
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