- 演題:「"日本近代水泳発祥之地"の記念碑がどうして茨木高校にあるのか?」
- 日時:2021年12月18日(土)14時~16時
- 講師:藤井泰則氏(高17回)
- 参加者40名(会場:34名、オンライン6名)
3年前に久敬会事務局に勤務されるようになった藤井さんは、ある雑誌の名門高校の校風に関する特集記事に注目されました。茨木高校編にあったのは「二兎を追うたくましさ、川端康成、大宅壮一、杉本伝」という見出し。杉本伝に関する著書がないことを残念に思われ、その功績をまとめ顕彰することに使命感を覚えられました。そしていろいろ調べまとめたものを『杉本伝 水泳日本の生みの親、高石勝男とオリンピックへ』(※)というタイトルで上梓されました。
その内容を丁寧にわかりやすく説明いただき、茨木高校に「日本近代水泳発祥之地」の記念碑が建立されたのはもっともだと皆さんが思われたようです。川端康成や大宅壮一のエピソードも交えられ、偉大な先達の存在を再認識させられた一日になりました。
講演終了後、オンライン受講者は引き続き水泳や校内点描映像(高25回安田事務局次長編集)の配信を受け、会場参加者は記念碑やプールなどの校内見学ツアー(高33回本菅教諭・高42回圓入教諭案内)に出かけました。厳しい寒さでしたが、移転改築後の学校に入るのは初めての人がほとんどで、昔を思い出しながらその様変わりした光景を楽しんでおられました。
今回初めてオンライン配信を行いましたが、機材不調のため音声が聞きづらいものになったことをお詫びいたします。
(※)『「杉本伝 水泳日本の生みの親、高石勝男とオリンピックへ』は、アマゾンで「杉本伝」と検索して購入いただけますが、久敬会館にもストックされていますのでお求めいただけます。
◆当日の講演の音声に画像を追加した動画(51分)を作成しました
YouTubeで視聴できます。https://youtu.be/mXKnA8XKczQ