2014年度  久敬会ミニ講演会のご案内 (会場はいずれも久敬会館)

2014年06月26日(木)更新
1 久敬会ミニ講演会(1)
 
テーマ 「 ライフサイエンスからライヴサイエンスへ 」
~ ヒトの内なる自然を知るための知識と技術の融合 ~

日 時 2014年10月12日(日)14時から16時

講 師 山岸 敦 氏 (高43回)
理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター チーフ・サイエンスコミュニケーター/大阪医科大学非常勤講師/日本発生生物学会会員
1995年名古屋大学理学部卒業。1999年同大大学院理学研究科博士課程退学。京都大学人文科学研究所、JT生命誌研究館、理化学研究所分子イメージング科学研究センターを経て2013年より現職。主な著作は、『「生きている」を見つめる医療―ゲノムでよみとく生命誌講座』(2007年 講談社、共著)、『たまご大図鑑』(2012年 PHP研究所、監修)、『しぜん-キンダーブック第43集「たまご-うまれる-」』(2014年 フレーベル館、監修)。

講演要旨
生物学と医学とは密接に関わりあいながら発展し、新しい薬や治療法が開発されてきました。しかし、細胞やヒト以外の生物で得られた多くの知見は、まだまだ医療に十分活かされているとは言えません。その理由の一つは、ヒトを対象にした技術が未熟であるため、臨床研究での検証が難しいためです。私の所属するセンターで取り組んでいる研究や技術開発を紹介し、がんや認知症などの診断法や治療法の進展、「未病」や「先制医療」の考え方についてお話ししたいと思います。

申 込
9月上旬に届く久敬会報第68号に同封されたハガキかFAXで10月5日までに久敬会事務局へ
 
2 久敬会ミニ講演会(2)
 
テーマ 「 介護保険制度を知ろう 」
望む暮らしの実現のために
 
日 時 2014年11月30日(日)14時から16時
 
講 師 山本 京美 氏 (高36回)
ノートルダム女子大学文学部英語英文学科卒業。2001年ホームヘルパー2級講座受講をきっかけに高槻市社会福祉事業団に勤務。介護福祉士、介護支援専門員資格取得。大阪府社会福祉協議会事業のコミュニティーソーシャルワーカーとしても活動。現在は社会福祉法人成光苑高槻けやきの郷居宅介護支援事業所で主任介護支援専門員として勤務。   
 
講演要旨
2013年、65歳以上が3186万人と総人口の25%を超える超高齢化社会に突入。親、配偶者、自身の介護に不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。「介護度ってどのように決まるの?」「どんなサービスが受けられるの?」「ケアマネって何してくれるの?」「家で過ごす希望ってかなえてもらえるの?」など介護保険制度の内容をわかりやすく解説。望む暮らしは人それぞれ違って当然です。ご本人が望む老後を実現する方法を考えてみたいと思います。
 
申 込
9月上旬に届く久敬会報第68号に同封されたハガキかFAXで11月23日までに事務局へ
 
3 久敬会ミニ講演会(3)
 
テーマ 「三島の古墳を訪ねて」
 
日 時 2015年1月24日(土)14時から16時
 
講 師 吉村 健 氏(茨木高校社会科教員)
中学生の頃から古墳に興味を持ち、高2の夏には大学で考古学を学ぶことを決めていた。岡山大学で近藤義郎、春成秀爾両先生の薫陶を受けたことは今でも一生の財産。就職する際、発掘技師になるか教員になるかで大いに悩んだが、研究の成果を社会に還元する仕事により強い魅力を感じ、教員の途を選んだ。茨木高校勤務(1984~1990年度・2006年度~現在)のほか、弥生文化博物館(1991~93年度・2003~05年度)等にも勤務。
 
講演要旨
本校の地元である茨木市から高槻市にかけては弥生時代や古墳時代などの遺跡の宝庫です。高校の日本史教員となって30年、生徒たちに少しでも歴史を身近に感じてもらいたいという思いから、地元の遺跡・遺物を日々の授業の中で取り上げることにこだわってきました。こんにち、『学習指導要領』や『府立学校に対する指示事項』においても地域の考古資料を活用することがさかんに謳われるようになっています。私は専門研究者ではありませんが、卒業生の皆さんに高校日本史の授業を追体験するような感じで、古墳をはじめとする地元の考古資料に親しむ機会をご提供できれば、と思っています。
 
申込 
9月上旬に届く久敬会報第68号に同封されたハガキかFAXで1月17日までに事務局へ
 
4 久敬会ミニ講演会(4)
 
テーマ 「 地球生命の基本―アミノ酸・ペプチドを知ることで高血圧、糖尿病、
アルツハイマー病、エイズなど難病の克服は可能 」
 
日 時 2015年2月1日(日)14時から16時
 
講 師 木曽 良明 氏 (高16回)
茨木小、養精中、茨木高、京大薬、京大院博士、京大薬助手、ピッツバーグ大医リサーチアソシエート、徳島大薬助教授、京都薬大教授、創薬科学フロンティア研究センター長、大学院薬学研究科長、日本ペプチド学会長、21COE拠点リーダー、第5回国際ペプチドシンポジウム会長、長浜バイオ大客員教授。日本ペプチド学会賞、Cathay Award、日本薬学会賞、Akabori Memorial Award。
 
講演要旨
地球が誕生したのは約46億年前です。地球誕生から数億年で現在の地球上のウイルス、細菌、植物、動物、ヒトなどすべての生命が使っているアミノ酸・ペプチド・蛋白質などの生命分子があらわれました。
 これらの生命分子システムの基本のアミノ酸・ペプチドなどを知ることは、高血圧、糖尿病、アルツハイマー病などの難病、エイズ、マラリアなどの感染症の克服を可能にします。
 
申 込
9月上旬に届く久敬会報第68号に同封されたハガキかFAXで1月25日までに事務局へ
psfuku
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