久敬会概要

会長就任のご挨拶
 
高22回 柴田 仁
 この度、生澤前会長の後任として第8代久敬会会長の重責を拝命し、身の引き締まる思いです。
 会員の皆様には日頃久敬会に対して多大なご支援を賜っておりますこと心より御礼申し上げますとともに、今日まで久敬会の運営に携わってこられた歴代会長はじめ多くの皆様に感謝申し上げます。ここ数年、コロナ禍において現役茨高生はもとより、久敬会も多大な活動の制約を受け、事業の延期、中止あるいは縮小に追い込まれました。その中でも皆様のご尽力によって感染防止に努めながら、工夫を凝らして可能な事業を実施してまいりました。今後、このような制約も徐々に緩和されていくと思いますが、安全対策を取りながら正常な活動を再開してまいりたいと考えております。
 さて、令和7年に茨木高校が創立130周年を迎えます。久敬会においても130周年の記念行事を計画していますが、その中の記念事業として母校教育支援事業と久敬会館リニューアルを計画しています。前者は、府立高校である茨木高校の教育環境整備の中で久敬会の支援が必要なものを、優先順位に従って実施するための基金を充実させるものです。後者は、老朽化した久敬会館を建て替えるという当初の案から変更し、先人から引き継いだ現久敬会館を生かして全面的にリニューアルしようというものです。久敬会員にも現役生徒にも活用していただけるように、魅力的なリニューアル案をプロジェクトチームで検討しています。
 久敬会は2万名を超える会員によって支えられている大きな同窓会ですので、できるだけ多くの皆さんにご参加いただき、世代や地域を超えて交流を深めていただきたいと思っています。そして、茨高卒業生の会として現役茨高生を応援していきたいと思っています。久敬会の運営にも多くの皆さんに参画していただけるように努めてまいりますので、なお一層のご支援とご協力をお願いいたします。
 皆様のご多幸と、久敬会および母校茨木高校の永続と繁栄を祈念して、ご挨拶とさせていただきます。
(2022年9月)
 
 

『 久敬会 』の名称由来と歴史

 

1.『 久敬会 』の名称由来

 「論語」にある孔子の言葉、「晏平仲善く人と交わる。久しうして之を敬う」に基づいています。晏平仲(あんぺいちゅう)とは、春秋時代の斉の賢相で、“恭倹力行”を以って聞こえた大夫です。晏平仲が斉の国の政治を行うにあたり、人と交わる道(人間関係)を善くする人であって、その交わりは長続きするとともに、常に敬いの意を失わなかったと孔子が賞したものです。開校以来、「勤倹力行」を校訓とする母校の同窓会の名前に、この人の評語を用いたことは、その後の私たち母校の発展を考える上で、誠にふさわしい選択だったと思われます。
 

2.『 久敬会 』の歴史

 『久敬会』は、母校と同様に、その歴史は古く、初めての卒業生を出した1900年(明治33年)4月1日に設立されました。そして、本年(2021年3月)の卒業生を入れると旧中50回、高73回を数えることとなります。卒業生は35000人余りにも及び、会員の繋がりが実に100年以上になる大世帯となっております。
 

★主要年表

1895(明治28) 4.25 母校創立(大阪府第4尋常中学校)
1900(明治33) 4. 1 久敬会創設、会長に加藤逢吉校長が就任、以後歴代校長が会長となる
  7.20 久敬会報創刊号発行、以後昭和18年の第58号まで発行
1903(明治36) 7.26 初の久敬会大会を寄宿舎和楽室で開く
1905(明治38) 4.25 母校創立10周年記念式典
1915(大正  4) 4.25

母校創立20周年記念式典

1916(大正  5) 2.19 久敬会東京支部設立
1920(大正  9) 2.15 久敬会大阪支部設立
1935(昭和10) 2.23

妙見夜行登山10周年を記念し、野間峠に記念碑建立

1948(昭和 23) 4.1 大阪府立茨木高等学校となる
1948(昭和 23) 9.1 大阪府立三島野高等学校に改称
1952(昭和27) 5.24 新会則制定、会長は正会員中から選出することとなり、杉本傅氏(中9回)が初代会長に就任
1953(昭和28) 3. 1 久敬会報の復刊第1号発行
1955(昭和 30) 4.1 再び、大阪府立茨木高等学校に改称
1955(昭和30) 10.20 母校創立60周年記念式典、旧本館2Fに久敬会館設置
  10.22 母校創立60周年記念久敬会総会開催
1965(昭和40) 10. 3 母校創立70周年記念講演会に川端康成氏(中18回)、大宅壮一氏(中21回)来校
1966(昭和41) 6.18 久敬館(現久敬会館)落成式
1967(昭和42)   久敬会章制定
1969(昭和44) 5.24 津田勝氏(中23回)第2代会長に就任
  10.26

川端文学碑除幕式

1975(昭和50) 10.19

母校創立80周年記念久敬会総会

1984(昭和59) 5.26 津田会長辞任により、乾一之氏(中30回)会長代行に就任
1985(昭和60) 10.27 母校創立90周年記念久敬会総会
プール横に日本近代水泳発祥之地碑建立
1986(昭和61) 5.24 乾一之氏(中30回)第3代会長に就任
1987(昭和62) 6.27 森脇茂氏(中36回)第4代会長に就任
1993(平成 5) 5.22

東京久敬会設立総会

1995(平成 7) 11.26 母校創立100周年記念久敬会総会
1998(平成10) 5.30

大木令司氏(高3回)第5代会長に就任

2005(平成17) 10.15 母校創立110周年記念久敬会総会
2005(平成17) 11.26 総持寺境内に大阪府立茨木高等学校発祥の地碑建立
2007(平成19) 5.27 大友康亘氏(高4回)第6代会長に就任
2012(平成24) 5.19 久敬会を理事による4つの委員会を中心に運営する組織に改変。
2015(平成27) 11.1 母校創立120周年記念久敬会総会
2016(平成28) 5.28 生澤栄子氏(高17回)第7代会長に就任
 

退任のご挨拶

第7代久敬会会長 生澤栄子(高17回)
 
 久敬会会員の皆様には益々ご健勝にてご活躍の事とお慶び申し上げますと共に平素は久敬会発展のために何かとご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 私儀、2016年にご病気療養中の大友康亘先生の後任といたしまして第7代会長の任を承り、久敬会初の女性会長として6年間務めさせていただいてまいりましたが、この度任期満了に伴い会長を退任させていただくことになりました。
 茨木高校卒業以来50有余年、色々な形で久敬会にかかわり多くの先輩、同期生、また後輩の皆様に支えられ今日に到りましたこと、生涯の幸せでございました。
 任期の大半をコロナ禍に振り回され、久敬会館立て替えのプロジェクトも大きな変換を余儀無くされました。また、総会、理事会、幹事会、各種委員会の中止、書面会議やリモート会議に変更する等、久敬会も一時混乱をいたしましたが、会員の皆様の強いご支援とご協力、それに加えまして事務局の大きな頑張りのもと、今日を迎えることが出来ましたこと、改めて心よりお礼申し上げます。
 後任には副会長を務めていただいておりました高22回の柴田仁さんが、去る5月31日の書面幹事会に於いて選出されました。
 柴田仁さんは、長年実業界で活躍され、その手腕を久敬会でも惜しみなく発揮していただけることと確信いたしております。
 柴田新会長のもと、若い世代の新役員の皆様のご活躍を祈念いたしまして、退任のご挨拶とさせていただきます。                     了
 
後輩に託す総てや風光る  瑛子
(2022年9月)

 

退 任 の ご 挨 拶

久敬会前会長 高4回
大 友  康 亘


 久敬会員の皆さまには、益々、ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。平素は久敬会の発展のために何かとご支援、ご協力を賜り、誠に有難く厚くお礼申し上げます。
 私は本年の役員任改選を機に会長を辞することに致しました。2007年に大木会長の後任として、久敬会第6代会長を承り、10年間、多くの方々の暖かいご支援、ご協力により大過なく会長職を務めることができましたことを改めて厚くお礼申し上げます。
その間、2013年7月に脳出血で倒れて、入院を余儀なくされ、今も療養中の身のため、後半の4年間は活動ができなく、各副会長や各役員の方々に久敬会運営を託しましたが、十分にご対処いただき、誠に有難うございました。
とりわけ、母校が創立120周年を迎えた2015年は多くの記念事業、行事が行われました。これらも副会長の方々をはじめ、各役員の応援やご協力により、無事に終了することができました。ご協力いただいた皆さまには、改めて厚くお礼と感謝を捧げます。
さて、去る5月28日の幹事会で次期会長に高17回の生澤栄子さんが選出されました。
生澤さんは久敬会の役員として、若い時から長年ご活躍されて来られました。母校や久敬会との結びつきも深い方でもあります。また、初の女性会長として、久敬会を盛り上げていただき、今後の久敬会活動に大いに期待できると確信しております。
 生澤新会長のもと、久敬会がさらなる発展をされますよう祈念申し上げて、退任のご挨拶とさせていただきます。

 

 

久敬会前会長 高4回
大 友  康 亘


久敬会会員の皆さまには、ご健勝にて、それぞれの立場でご活躍のことと存じます。

さて、このたびは、久敬会の「ホームページ」が新たな装いで、立ち上げることになり、一言、ご挨拶申し上げます。

ご承知の通り、母校は、2015年で創立120周年を迎えることになります。その歩みには、先人の幾多のご努力と母校に対する強い想いが相まって、今日に至ったと言っても過言ではないかと思います。(「久敬会」の名前の由来とその歴史は別項にて確認下さい。)

そして、それらを引き継ぐ私たちも、今の時代に象徴される多くの情報に埋もれることなく、取捨選択し、何が必要である情報かを見極めることも重要になっています。

そした意味でも、今回、「久敬会のホームページ」が新しい装いの基に立ち上げることに大きな意義と大いなる期待をかけています。そのためにも、それぞれの担当者も、自分の時間を割いて、会員にプラスになる、タイムリーな情報をお届けするように心がけているとお聞きしております。

これを機会に、同窓生の間で“さらなる繋がり”と“多くの結びつき”が拡がることにより、学年同窓会も含めて、それぞれの同窓会活動が、大いに活発となり、一段と発展することを願って止みません。

簡単ではありますが、それぞれの世代が「ホームページ」の活用により、さらに、同窓会活動が、頻繁に行われることを期待しております。

(2013年5月10日記)
以 上


 
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