2024久敬会総会報告

2024年11月06日(水)更新

◆2024年度 久敬会総会・懇親会 報告◆

日時:2024年10月19日(土)17:00~20:00

会場:ホテル阪急レスパイア大阪 9F「バンケットルーム」

次第:会長挨拶、校長挨拶、会務報告、演奏会、懇親会

演奏:茨木高校吹奏楽部OBOG有志による木管四重奏

川崎ひなた(高73回、B.Sax)、担当の竹口知輝(高73回、A.Sax)、樽本和希(高74回、S.Sax)、秋田優愛(高75回、T.Sax)

参加者:100名

2024年度の久敬会総会・懇親会はホテル阪急レスパイア大阪にて開催されました。総会の開会に先立ちまして、この1年間にご逝去された会員を偲び、黙祷が捧げられました。
 総会は岸田浩治氏と西野佳名子氏(共に高33回)の司会のもと、岩井八郎副会長(高26回)の開会宣言の後、柴田仁会長(高22回)、現校長の高江洲良昌名誉会長から挨拶がありました。最後に会務報告が安田智枝事務局長(高25回)の代理で事務局の手丸ゆかり氏(高30回)からありました。
 演奏会は茨木高校吹奏楽部OB・OG有志の皆さんによるサックス四重奏で、曲目は「It’s a small world・北酒場・天つ空見よ」の3曲、4人の息の合った演奏を披露してくれました。現役の大学生である演奏者たちの自己紹介と今後の抱負を聞き、会場は和やかで楽しい雰囲気となりました。
 懇親会は大砂裕幸副会長(高28回)の発声で乾杯し、歓談の時間となりました。
出席者最年長の今村昌生氏(高5回)の紹介と一言挨拶、突然インタビュー、伴俊夫東京久敬会代表(高18回)から挨拶、同会役員の西田淳一氏(高26回)、北村和彦氏(高31回)、村田行男氏(高32回)、堀口容子氏(高33回)から自己紹介がありました。
最後に、校歌斉唱、岩井副会長による万歳三唱、阪部周二副会長(高25回)の閉会の言葉の後、集合写真の撮影で盛況のうちにお開きとなりました。

担当:
高23回(村田芳昭)
高33回(大塚伸彦、梶原信之、岸田浩治、西野(和田)佳名子)
高43回(岡田康則、藤原智紀、武田(井福)宏子、高橋(留井)有子)
高53回(乾 達也)

久敬会

ミニ講演会Ⅲ「ノートの世界」開催報告

2024年02月10日(土)更新
◆ミニ講演会Ⅲ「ノートの世界」◆
講師 宮西純子さん (高36回)
   コクヨ株式会社 GST事業本部
日時 2024年2月10日(土)14:00~16:00
参加者 34名(会場) 7名(オンライン)

コクヨ株式会社で長年ノートの企画・開発に携わって来られた宮西純子さんをお迎えし、ノートの世界についてご講演いただきました。私達も茨高時代にお世話になったキャンパスノートは、2025年に50周年を迎える息の長いヒット商品。
「表紙」「中紙」「背クロス」という単純な構造ながらも、1975年の初登場から現在の5代目まで、代を重ねるごとに進化を続けて来ました。各代のこだわりは、
初代(1975年~):フラットに開く無線綴じ
2代目(1983年~):罫線の違いが一目で分かる表紙デザイン
3代目(1991年~):模倣デザインに対抗する独自性のあるデザイン
4代目(2000年~):粗悪品に対抗する高品質(破れない/背クロス)
5代目(2011年~):書ける背クロス、環境への配慮、より良い書き心など
また体験コーナーでは、筆記具のタイプに合わせた書き心地を追求した紙と5代目キャンパスノートの書き心地を参加者で体験しました。
この他に、ソフトリングノートの開発経緯、令和の時代の多彩なノートについて紹介されました。
PCやスマホが普及して手書きの機会が少なくなりましたが、手書きの楽しみは
まだまだ進化し続けることが感じられる講演でした。
資料はコチラから

 

  
久敬会

ミニ講演会Ⅰ「報道現場からみた移民社会日本のはじまり」

2024年01月30日(火)更新
◆ミニ講演会Ⅰ「報道現場からみた移民社会日本のはじまり」◆
講師 小林正典さん(高38回)  放送局勤務、関西大学等の非常勤講師
日時 2023年12月16日(土)14:00~16:00  
参加 21名
放送局に勤務されている小林さんは大学で講義をされたり、小学校で放送局の仕事についての出前授業をされることもあるようです。長年報道の仕事に携わってこられた小林さんのライフワークのひとつといえるテーマ、移民(問題)について、お話していただきました。 小林さんは以前、フィリピンのマニラと中国の上海に特派員として駐在されており、当時の貴重な体験を動画なども交えながら楽しくお話してくださいました。 また現在の日本は、在留外国人が約322万人、国籍別上位4か国は①中国②ベトナム③韓国④フィリピンとなっているそうですが、日本に住む外国の人たちに私たちはきちんと向き合っているでしょうかと問いかけておられました。 外国人技能実習制度のこれまでの問題点や新制度のこと、移民社会日本の始まりは1990年代入管法改正の日系人受け入れからとされているが、縄文時代弥生時代にすでに中国や朝鮮半島から日本に渡来した人々が大陸文化を伝えていた、というお話も聞きました。 多くの資料を準備してくださり、素人にもわかりやすくお話していただきました。
 
久敬会

ミニ講演会Ⅱ「今の時代だからこそ、フランス革命から学ぼう」

2024年01月28日(日)更新
◆ミニ講演会Ⅱ「今の時代だからこそ、フランス革命から学ぼう」◆
講師 薬師院仁志さん(高32回)
   社会学者、帝塚山学院大学教授
日時 2024年1月27日(土)14:00~16:00  
参加20名 
講演要旨
 社会学者としてフランス社会、フランス思想を研究しておられる薬師院仁志さんの講演は、フランス社会について描く、日本のメディアのイメージを覆すことから始まりました。頻繁に暴動が起こり、深刻な格差や人種問題を抱える社会と思われているが、死者は少なく、貧困率は日本より低く、「人種」という認識がない、また常に現状の問題について異議申し立てするために人々が立ち上がる社会である点が指摘されました。そしてフランス社会を支えるフランス革命からの思想的背景について、ルソー、モンテスキュー、シエイエスの著名な書物の理解の仕方がわかりやすく説明されました。とくにルソーの「社会契約論」は、選ばれた人間の決定と人民による承認を説いており、人民の代議士は、一般意思の代表者ではない、人民の使用人でしかない。単なる「投票」で数を争うことが危険である点が強調されました。講演の後も、フランス革命とフランス社会について議論が交わされました。
 
久敬会

2023年久敬会イベント 第1回 和歌山城散策「御三家の居城・和歌山城を散策する」

2023年12月19日(火)更新
◆2023年久敬会イベント 第1回 和歌山城散策「御三家の居城・和歌山城を散策する」◆
講師:寺西 貞弘さん(高25回) 
   元和歌山市立博物館館長、現在、立命館大学・関西大学等の非常勤講師
日時:2023年11月25日(土)11:00~15:00参加:17名
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和歌山城は、いつ・だれが築城させたのでしょうか?
答えは、1585年、豊臣秀吉が弟秀長に命じて造ったのが始まりです。その時、石垣は「結晶片岩による野面積み」でした。その理由は、短期間で築城するため、近くの紀の川南岸にあった「結晶片岩」を使ったのが理由です。石灯籠の部品も天守台の石垣に使われています。城の西側は砂が多く水がたまらないので堀が出来ず高い石垣となり、東側は大きな堀がある。地形環境に左右された城。等々。
坂の多い和歌山城を散策しながらの説明に、「あれ、ブラタモリ。そうか、寺西さんはNHKのブラタモリにも出演されてたんだ。」と時のたつのも忘れて聞き入ってしまいました。
今回の和歌山城の説明には、「最終氷河期(1億8千年前)の紀ノ川平野」から始まる細かな資料を用意下さり、「目から鱗」でした。何を聞いても答えて下さる寺西さんに、尊敬と感謝をし、楽しい和歌山を後にしました。
 

 

 

 
久敬会

久敬会総会・懇親会のご報告

2023年10月30日(月)更新
◆久敬会総会・懇親会のご報告◆
10月28日(土)新阪急ホテルに於いて、久敬会の総会・懇親会が開催されました。
写真は会場の様子と、講師の西岡さん、最年長参加者の今枝さんです。
詳細は後日掲載する予定です。
2023年10月30日




久敬会

ミニ講演会Ⅲ「原子力や放射能に一言」のご報告

2023年02月13日(月)更新
2022年度イベント第3回  ミニ講演会Ⅲのご報告
  • 演題:原子力や放射線に一言  
        ~何でも言うてください~
  • 日時:2023年1月21日(土)14:00~16:00
  • 講師:高木郁二氏(高31回)
  • 参加者:33名(会場25名,オンライン8名) 

昨年度、オミクロン株感染拡大の影響で高木さんのミニ講演会が中止になってしまいましが、今年度、また快く引き受けてくださいました。
 高木さんは講演会参加者に対して事前にアンケートを実施し、関心の高い話題に沿った内容で講演してくださいました。
鉄腕アトムの話から始まり、「放射線の危険性」、「原子炉の安全性」、「核廃棄物の問題」、「エネルギー問題」等、専門家(原子力、核融合)の立場からわかりやすく説明していただきました。また、原子力、放射線に関する日常生活の心配事から専門的な事まで、普段なかなか聞けない質問、疑問について答えてくださいました。
 
久敬会

久敬会イベント第4回 ミニ講座&トレーニングのご報告

2023年02月08日(水)更新
2022年度イベント第4回 ミニ講座&トレーニングのご報告
  • 演題:“のど上げ体操”で誤嚥性肺炎予防!
  • 日時:2023年2月4日(土)14:00~16:00
  • 講師:小林優子氏(高36回)
  • 参加者:39名(会場 36名, オンライン 3名) 

のど上げ体操とは、「飲み込み(嚥下)」を意識的におこない、飲み込む力を強化する訓練です。嚥下の仕組みを詳しく説明していただき、トレーニング方法を教えていただきました。
 老化による嚥下障害を治療することはいろいろな要因があってとても難しいそうです。
従って嚥下障害を予防することが重要になってきます。そのためには、早めに訓練を始めて40歳頃から衰え始める飲み込みに関わる筋力を維持・向上させる事が大切です。参加された皆さんは、自分の飲み込み力をチェックし、トレーニング方法を学んでおられました。
長く続いているマスク生活で嚥下障害は増えているそうです。また、いびきをかく人も要注意。のど上げ体操は嚥下トレーニング協会のWebサイトで学ぶ事ができます。  
久敬会

ミニ講演会Ⅰ「宝塚の組織、108年の歴史、初日までの流れ」

2023年02月08日(水)更新
2022年度ミニ講演会Ⅰのご報告
  • 演題:「宝塚の組織、108年の歴史、初日までの流れ」
  • 日時:2022年11月19日(土)14:00~16:00
  • 講師:太田健氏(高40回)
       宝塚歌劇団所属の作曲家・編曲家
  • 参加者:56名 オンライン配信なし
  • 概要:
     新型コロナ感染症の流行などの理由で延期になっていた太田健先生の講演会がようやく実現しました。今回の講演会は、女性の参加者が多く、いつもより華やかな会だったと思います。年間280万人の観客を動員する宝塚歌劇団は108年の歴史があり、その組織や公演形態などをわかりやすく説明していただきました。とくに公演が始まるまでの流れやお稽古の進め方、作曲家としての関わり方はとても興味深いお話でした。
     宝塚はお芝居(ミュージカル)とショーの二本立ての公演が主で、太田先生はお芝居を担当されることが多いとのことです。お芝居は、セリフに合わせて曲を作るので、台本がないと曲が作れないのだが、演出家からお稽古の前日に台本がFAXで送られてくることもしばしばあるそうです。公演時間が決まっているため、秒刻みで曲を作ったり、様々の時代や国(日本、中国、フランス、イギリス、ジョージア・・・)の曲を作ったり、稽古期間が限られている中で、演出家の要求を一つずつ解決しながら初日を迎えられるそうです。太田先生の頭の中には音符がいっぱい詰まっているようです。
     宝塚の公演プログラムには、作曲・編曲・音楽監督として必ず太田先生の名前が記載されています。皆さんも、太田先生の作られた音楽を堪能するために、宝塚歌劇をご覧になってみてはいかがでしょう。

久敬会

ミニ講演会Ⅱ「鉄道150周年 関西の鉄道よもやま話」のご報告

2022年12月21日(水)更新
2022年度 ミニ講演会Ⅱのご報告
  • 演題:「鉄道150周年 関西の鉄道よもやま話」
  • 日時:2022年12月10日(土)14:00~16:00
  • 講師:伊原薫氏(高47回)
  • 参加者:30名(会場参加)+12名(オンライン参加)
     
 
今年は、日本で鉄道が走り始めて150年になるそうです。鉄道ライター、カメラマンとして活躍されている伊原さんにご講演をいただきました。100枚以上のスライドを準備していただき、関西の鉄道の歴史やミステリー、私鉄同士のバトルなど、盛り沢山の内容を裏話も交えて紹介していただきました。おすすめの観光列車の紹介もあり、是非、乗ってみたいと思われた参加者も多数おられたのではないでしょうか。
また、伊原さんはテレビにも時々出演され、「鉄道はおもしろい」、「身近な鉄道にこんな秘密が隠されているんだよ」等を伝えたいと思って活動されているそうです。
 今回のミニ講演会には、小学生の参加者が2名、子鉄からの質問もあって和やかな講演会になりました。
 
※講演で使用された資料のうち、著作権・個人情報上問題ないものについて掲載しました。画像を拡大してご覧いただけます。
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久敬会ミニ講演会Ⅱのご報告

2022年01月27日(木)更新
2021年度イベント第3回 ミニ講演会Ⅱのご報告
  • 演題:「身近な宇宙、遠い宇宙」
  • 日時:2022年1月22日(土)14:00~16:00
  • 講師:飯田浩氏(高30回)
  • 参加者:42名(オンライン受講)
 
 今回は東京からのリモート講演という新しい試みがなされました。さらにオミクロン株感染拡大の影響で直前に久敬会館が使用停止になったため、オンライン受講のみという形での実施になりました。急な変更でご迷惑をおかけした皆様には申し訳ありませんでしたが、お陰様で特に混乱はなく無事終えることができました。
 
 講演では長年の人工衛星開発従事の経験を基に、宇宙や宇宙開発、宇宙利用に関する内容を豊富な資料を示しながら丁寧に分かりやすく説明いただきました。また限られた時間の中で大変多岐にわたる内容の網羅がありました。宇宙は遠いもの、遥かなものというイメージに変わりはないものの、宇宙との心理的な距離が縮まった受講者も多かったように思われました。
 講演終了後、これも初めてのパターンですが、記念にスクリーンショットを撮ってお開きとなりました。
 
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久敬会ミニ講演会Ⅰのご報告

2021年12月23日(木)更新
2021年度イベント第2回 ミニ講演会Ⅰのご報告
  • 演題:「"日本近代水泳発祥之地"の記念碑がどうして茨木高校にあるのか?」
  • 日時:2021年12月18日(土)14時~16時
  • 講師:藤井泰則氏(高17回)
  • 参加者40名(会場:34名、オンライン6名)
  

  3年前に久敬会事務局に勤務されるようになった藤井さんは、ある雑誌の名門高校の校風に関する特集記事に注目されました。茨木高校編にあったのは「二兎を追うたくましさ、川端康成、大宅壮一、杉本伝」という見出し。杉本伝に関する著書がないことを残念に思われ、その功績をまとめ顕彰することに使命感を覚えられました。そしていろいろ調べまとめたものを『杉本伝 水泳日本の生みの親、高石勝男とオリンピックへ』(※)というタイトルで上梓されました。
 その内容を丁寧にわかりやすく説明いただき、茨木高校に「日本近代水泳発祥之地」の記念碑が建立されたのはもっともだと皆さんが思われたようです。川端康成や大宅壮一のエピソードも交えられ、偉大な先達の存在を再認識させられた一日になりました。
 
 講演終了後、オンライン受講者は引き続き水泳や校内点描映像(高25回安田事務局次長編集)の配信を受け、会場参加者は記念碑やプールなどの校内見学ツアー(高33回本菅教諭・高42回圓入教諭案内)に出かけました。厳しい寒さでしたが、移転改築後の学校に入るのは初めての人がほとんどで、昔を思い出しながらその様変わりした光景を楽しんでおられました。
 今回初めてオンライン配信を行いましたが、機材不調のため音声が聞きづらいものになったことをお詫びいたします。

(※)『「杉本伝 水泳日本の生みの親、高石勝男とオリンピックへ』は、アマゾンで「杉本伝」と検索して購入いただけますが、久敬会館にもストックされていますのでお求めいただけます。

◆当日の講演の音声に画像を追加した動画(51分)を作成しました
 YouTubeで視聴できます。https://youtu.be/mXKnA8XKczQ
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